ボランティアの記録:女川町
宮城県女川町
東日本大震災の後に向かったボランティアの旅
津波被害が最も酷かったとされる女川町にて、世界各地の被災地で支援活動を行っている建築家 坂 茂氏による
[東日本大地震 津波 支援プロジェクト]Voluntary Architects’ Netw
津波被害の範囲が広かった女川町では安全な場所の確保が難しく、仮設住宅不足が深刻化。
丘の上にある安全な野球場の狭い敷地の中に仮設村を作ることを可能とした「多層コンテナ仮設住宅」の建設現場でお手伝い
従来の平屋プレハブ小屋の仮設住宅と違い、港などにあるリサイクルしたコンテナを積み上げて作ることにより2〜3階建てを可能に。
仮設住宅で問題になっていた騒音や室温問題も緩和され、強度も備える。
今回は実際に避難されている方々と同じ避難所の小学校にて寝泊りした。
少しでも気持ちを共有出来ればと思う。
野球場の中とわかるスコアボードが見える全貌
まだコンテナの様子がわかる状態
ちょっと近未来的
完成間近の棟
普通にアパート
夜の作業はちょっと幻想的
家具取り付けの為にコンテナの鉄骨部分を探してマーキングする工程
「がんばろう東北!」
旅の間によく見掛ける文字を見る度に熱くなる
ブラジル大使館の方が連れてきていたフォトジェニックな柴犬
現場の空気を和ませてくれる
女川町の様子
毎日寝泊りしている避難所から野球場の仮設村まで、慣れないと迷子になる程の瓦礫の山の道を進んだ。
瓦礫といっても生活の跡が生々しく、あまり瓦礫という言葉で片付けたくない。
港の様子
建物がなぎ倒されている様子は衝撃的だった
10日間程の滞在後、帰りにボランティア仲間と石巻の日和山公園に寄った
この景色も、以前は住宅が立ち並ぶ街だった