ボランティアの記録:石巻
宮城県石巻市
東日本大震災の後に向かったボランティアの旅
震災から4ヶ月ほど経ち、身辺整理も整い、いざ被災地へ。
単独で行くよりもボランティア団体と共に行動した方が確実に役に立てると思い、ボランティア団体の一員として石巻に降り立った。
津波の影響で街中を覆う潮の香りと大量のハエが印象的
やはり被災地なのだ
宿の裏手
一階が完全に水に浸かった割烹料理店の二階部分を間借りしていた。
津波の爪痕が生々しい
水は使えず、ポリタンクに入った水で歯磨きや洗濯などを行い、排水はバケツへ戻し、汚さないよう徹底されている。
夜になるとボランティアスタッフで足の踏み場もなくなるほどギュウギュウになる。
蒸し暑さと蚊の羽音、轟音を伴って襲う余震で寝付けない夜が続いた。
避難所などの環境は更に悪いことが想像される。
活動内容は、主に避難所の中の衛生面改善。
体育館などで万年床状態の布団や床の掃除をしていく。
中には、即席で作ってくれた段ボールのテーブルでお茶を出して気遣ってくれる方もいた。
避難所で生活する人から直接、生の声を聞けるのは嬉しい。
子供達は元気に走り回る。
一緒に遊べて良かった。
「がんばろう!石巻」
自由に動ける時間が早朝しかないので、am6:00頃に一人で日和山〜門脇・南浜地区を歩く。
「がんばろう石巻」「がんばろう東北」といった看板を見る度にみんな熱くなっていた。
門脇小学校
炎を伴って押し寄せた津波による火災で全焼した小学校。
ほとんどの児童が校舎裏にある高台の「日和山公園」に誘導されて助かったという話しは有名。
千羽鶴
一週間後、交代で入ってくるチームを迎え入れる儀式。
復興に向けて活気に満ちる街と同様に明るくフレンドリーな雰囲気は気持ち良い。